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子どもの病気・救急


子どもの病気の一般的な特徴

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1. 感染症が多い
(うつる病気が多い)
  • 子どもは免疫が未発達のため、ウイルスや細菌感染症にかかりやすいです。
  • 特に多いのは:
    • かぜ(上気道感染症)
    • インフルエンザ
    • ウイルス性胃腸炎
    • 中耳炎
    • 手足口病、ヘルパンギーナなどの夏かぜ類
  • 保育園・幼稚園などでの集団生活により、さらに感染が広がりやすくなります。
  • 実際当院でも来院患者さんの7~8割は感染症です。ただしこの割合は専門外来のある小児科や総合病院の小児科外来では低くなります。また、小学校以降になると感染症・発熱の頻度も減ってきます。

以降は子どもに多い感染症を前提した記述になります。

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2. 症状の進行が早い
(悪くなりやすい)
  • 体が小さいため、体温や水分バランスが急変しやすいです。
  • 発熱や脱水、呼吸困難などが短時間で悪化することがあります。
  • 元気が急になくなった、顔色が悪い、呼吸が荒いなどの変化に注意が必要です。
3. 発熱が目立つ
  • 子どもの病気の多くは発熱を伴います。
  • 38~39℃程度の高熱が出ても、元気がある場合は経過観察可能なことが多い。
  • しかし、水分をとらない、ぐったりしている、意識がもうろうとしている、けいれんを起こした場合は緊急受診が必要です。
4. 全身症状が出やすい
  • 子どもは体の部位ごとの症状をうまく訴えられないため、
    「なんとなく元気がない」「食欲がない」「眠い」などの全身的な変化が初期サインになることがよくあります。
  • 嘔吐・下痢・発疹などが同時に出ることも多いです。
5. 回復が早い
  • 一方で、子どもは回復力が高く、治りも早いという特徴があります。
  • 適切な休養と水分補給を行えば、軽い病気なら数日で改善することが多いです。
  • 実際、ぐったりして外来受診したお子さんが点滴で水分補給したら数時間後には笑顔で「バイバイ」して帰宅するということも小児科外来ではよく見られる光景です。
6. 予防が重要
  • 感染症予防として:
    • ワクチン接種(定期・任意)
    • 手洗い、マスク、換気
    • 十分な睡眠・栄養
      がとても大切です。
  • 家族内での感染拡大防止も意識しましょう。
7. 年齢によって罹りやすい病気がある
年齢層よく見られる病気の例
乳児期(0〜1歳)RSウイルス、突発性発疹、胃腸炎
幼児期(1〜5歳)中耳炎、手足口病、インフルエンザ、溶連菌感染症
学童期(6歳〜)インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、水ぼうそうなど
8.感染症以外の病気
カテゴリ代表的な病気
アレルギー性疾患喘息・アトピー・食物アレルギー
消化器・栄養便秘・乳糖不耐症・肥満症
循環器・自律神経川崎病・起立性調節障害
神経・発達熱性けいれん・てんかん・発達障害
整形・外傷肘内障・側弯症・骨折・打撲
精神・心身チック・不登校・ストレス性体調不良
9.まとめ
  • 子どもの病気は感染症中心で、経過が速く、全身に影響しやすい
  • しかし、適切に対応すれば回復も早いのが特徴です。
  • 観察のポイントは「顔色」「元気さ」「水分摂取」「呼吸の様子」です。

子どもの救急

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1. 子どもの救急の基本的な考え方
  • 子どもは体が小さく、急に悪化しやすい
  • 「いつもと違う」「急に元気がなくなった」という変化に気づくことが何より大切。
  • 症状では「意識・呼吸・水分摂取」がポイント
  • 少しでも心配なときは、<救急のガイドブック>等を調べる。(下記参照)
  • それでも解決しないときは、時間内→かかりつけ医療機関(当院TELでも可)や時間外→<#8000>などの救急相談窓口に相談する。
  • 調べたり相談したりする余裕もない(と思われる)状況のときは、迷わず救急車119番を呼ぶこと。
2. 緊急性の高いサイン(すぐ救急車を呼ぶ)


次のような場合は迷わず119番(救急車)を呼びます。

症状の種類危険なサイン
意識・反応呼びかけても反応がないぐったりして動かない
呼吸息が苦しそう、ぜいぜい・ヒューヒューしている、顔色が紫・青っぽい
けいれん5分以上続くけいれん、けいれん後に意識が戻らない
出血・けが出血が止まらない、頭を強く打った後に嘔吐や意識障害がある
誤飲・誤嚥異物を飲み込んだ後で苦しそう
3. 緊急受診(すぐ病院に行く)レベル

以下の場合、時間内はかかりつけ医(当院でもOK。予約不要、TELor直接受診)、時間外は救急センター

  • 高熱(けいれんを起こした/ぐったりして水分が取れない)
  • 嘔吐・下痢(繰り返す嘔吐で水分がとれず、唇や皮膚が乾いている)
  • 誤飲・誤嚥(ボタン電池・医薬品・化学物質を飲んだ可能性がある)
  • やけど(広範囲、水ぶくれ、大人の手のひら2枚以上の面積のやけど)
  • 脱水症状(尿が6時間以上出ない、泣いても涙が出ない、口が乾いている)
  • ぐったりして遊ばない、抱っこしても笑わない
  • 呼吸が速い、肩で息をしている
  • 強い腹痛や血便
  • 耳を痛がる、頭痛を訴える(痛み止めを使っても良くならない強い痛み)

実際の症状に応じた対応
(下記「子どもの救急ガイドブック(沖縄県版)」より各項目を抜粋)

急病の時

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①発熱
②せき・ゼーゼー
③けいれん
④吐いた

※吐くのが続く場合は、「便が出てない」「下痢便がある」「便に血が混じっている」などの情報も大切です。
血便がある場合はすぐに小児科・救急外来を受診して下さい。

⑤下痢
⑥お腹が痛い
⑦発疹(ブツブツ)
⑧泣き止まない・いつもと泣き方が違う

事故やけがの時

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⑨誤飲
⑩鼻血
⑪やけど
⑫頭を打った
⑬(ハチ・クラゲ)に刺された
⑭咬まれた

沖縄県の小児救急医療機関

沖縄県の小児の夜間・時間外救急診療は、小児科医の過重な負担の影響で診療時間の短縮など厳しい状況になっています。地域の皆様の適切な救急医療機関の利用が小児救急医療の崩壊を食い止めるのに必要です。

地区病院電話番号診療時間


覇市
那覇市立病院884-5111平日:8:30〜17:00
那覇市立病院救急センター887-1199平日:17:00〜24:00
土日、祝日:8:30〜24:00
※3の倍数の日は翌朝までの終日診療
前浜小児科医院887-0800平日、土:15:00〜20:15
日祝日:9:30〜11:30、15:00〜20:15
沖縄協同病院853-1200終日
※平日は(18:00〜20:00以外は)小児科医ではなく救急担当医が対応
南部
県立南部・こども医療センター888-0123終日 ※入院不要の軽症は8:30〜17:00(土日祝日は22:00まで)

中部
中頭病院939-1300平日、土:18:00〜22:00
日祝日:9:00〜12:00、18:00〜22:00
県立中部病院救急センター973-41118:30〜17:00(火,水,金は20:00まで)
※入院不要の軽症は受付不可
北部
県立北部病院0980-52-2719終日

※2025/11/17現在。
※診療時間は変更することがあります。必ず事前に電話で確認して下さい。特に那覇市立病院は診療時間がまだ固定しておらず、事前の確認が必要です。


救急相談・参考資料

窓口・資料名内容
小児救急電話相談
📞 #8000
平日:午後7時〜翌朝8時
土日・祝日・年末年始:24時間


夜間・休日の子どもの症状に応じて、看護師や医師が相談にのってくれる(全国共通)
子どもの救急ガイドブック (沖縄県版)


各都道府県でガイドブックが作成されているが、その沖縄県版。
簡潔でわかりやすい内容で、多くのクリニックの待合室などに置かれている。電話相談やER受診の前にチェックしてほしい。
(開くのに時間がかかるので直接リンクはせず、上記の<実際の症状に応じた対応>にリンクしました。)
こどもの救急Online
日本小児科学会が監修。こどもの救急について必要十分な情報がまとまっている。普段から興味のある個所などを見ておくとよい。