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最新の感染症流行状況 第46週(11/10~11/16)

インフルエンザ 注意報発令中    微減
水ぼうそう注意報解除減少。注意報解除。
りんご病少ない。
流行性角結膜炎減少。
新型コロナ落ち着いている
感染性胃腸炎注意報レベル以下の発生数が継続中
その他の感染症落ち着いている(ポツポツ程度)

流行状況のまとめ

インフルエンザは患者数やや減少で注意報は継続発令中。
新型コロナは引き続き落ち着いている。
その他には水ぼうそうが減少して注意報は解除となった。
流行性角結膜炎(アデノウイルス感染症)は減少。
りんご病手足口病は少ないがポツポツみられる。
感染性胃腸炎は先月よりよりダラダラと続いているが注意報レベルではない。
お子さんが通っている保育園の流行状況に注意することが一番大事です。

インフルエンザ(注意報発令中)

季節が冬に近づき気温が低くなってきたせいか、ここ数週間で他の都道府県はインフルエンザが急増し、東北地方を中心に警報が発令された県も多くでてきた中、2週間前までずっと首位だった沖縄県は前週より順位を下げこの週には36番目で全国平均よりも低くなっている。実際、全国の他の県が軒並み増加している中、沖縄県だけ減少という結果がでている。(NHK発表のデータ、第46週の下図参照)

Screenshot

沖縄県のデータをみると、9月に入った頃より増加し始め、10月に入って「注意報」の基準を超え、11月になっても依然増加であったが、第45週は増加が止まり、第46週(11/10〜16)にはわずかに減少している。ここ1週間の外来の患者数はまだ多い印象だが沖縄県全体をみるとピークを過ぎたように思われる。このまま行くと警報までいかないで注意報レベルで流行が収まるのかもしれない。これは、過去3年のインフルエンザ流行のパターンよりも早く立ち上がり、ピークは小さく、早く下降するといった、異なるパターンを示している。

専門家によると、これは「サブクレードK」と呼ばれるインフルエンザの新しい変異株の影響ではないかということらしいです。実際、今回のインフルエンザは従来のものに比べて圧倒的に軽症例が多く、普通なら高熱が続くのがインフルエンザのイメージなのに、37℃台から38℃前半で治まる例や、高熱が1回出たきりで1〜2日で治る例も多く、明らかに従来のインフルエンザとは異なる感じがしていました。この変異株の報告を聞いてやっぱりかと納得しているところです。
マスコミでは「気づかぬうちに感染を広める“隠れインフル”に注意」などと、軽症が故にただの風邪と勘違いして、逆に感染を広めてしまう危険性に警鐘を鳴らしています。

外来診療の経験から、「今の時期に小学生以上の子どもが38℃以上の熱を出した場合、その多くはインフルエンザである」と言ってもあながち間違いではないと私は思っています。

インフルエンザの感染予防には「マスク」「換気」「手洗い」「予防接種」が有効です。予防接種を受けましょう。特に受験生の方は万全を期すためにも受けた方がいいと思います。

水痘(水ぼうそう(注意報解除))

10月末までは患者数がやや増加傾向が続いていましたが、今週46週は減少、注意報も解除になりました。それでもまだ患者さんは(家族間や友人からの感染で)まだ時々来院しています。

水痘の定期予防接種は1歳から3歳になるまでに2回接種となっています。未接種や2回目がまだのお子さんは早めに接種をお願いします。

新型コロナ

現在ごくたまにみられる程度で引き続き落ち着いた状況が続いている。インフルエンザ疑いで来院したが結局新型コロナだったという患者さんもごくたまにみられるのでやっぱり注意は必要です。新型コロナは小児にはインフルエンザに比べて症状が軽くすむケースがほとんどであまり心配する必要はありませんが、老人が感染するとやはりまだ注意しなければいけない感染症であることは変わりありません。お年寄りへの感染予防をしっかりすることが重要です。

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※数値・図表などは下記情報源の最新のデータからの引用です。統計データは集計のため1~2週間の遅れがあります。それらのデータ、プラス直近1週間の実際の診療現場での個人的な感想を加えた形での報告ですのであくまでそのつもりで参考にして下さい。
※参考資料:感染症発生動向調査(沖縄県感染症情報センター、沖縄県南部保健所)、感染症データと医療・健康情報(NHK)

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