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最新の感染症流行状況 第4週(1/19~1/25)

インフルエンザ ●●●●  減少那覇市・南部地区で警報発令
水ぼうそう増加南部地区で注意報発令
感染性胃腸炎●●横ばい。注意報レベル以下の発生数が継続中
溶連菌感染症炎横ばい
新型コロナ横ばい
りんご病横ばい
流行性角結膜横ばい
その他の感染症横ばい(ポツポツ程度の発生)

沖縄県感染症情報センターからの週末の定期報告(今年の第4週報)が発表されました。

前回は、南部・那覇地区を中心にインフルエンザが年末から年始にかけて上下動していたインフルエンザですが、今回第4週(1/19~1/25)の報告では下降しています。全体の傾向からやはり流行は落ち着く方向に向かっているとみられます。(下図参照)
前回に引き続きインフルエンザを中心とした報告となります。

インフルエンザは患者数は減少傾向だが、那覇・南部地区で引き続き警報発令中。
南部・那覇地区を中心に年末から年始にかけて上下動していたインフルエンザですが、今回第4週(1/19~1/25)の報告では下降しています。このような小刻みの増減の動きがあったとしてもインフルエンザ流行の治まる大きな流れは変わらないものと思われます。ただここ数週間B型インフルエンザが急増してきているので注意が必要です。また、水疱が特に南部地区で増加傾向あり注意報が発令されました。その他には感染性胃腸炎が注意報レベルではないものの前週同様一定数の流行が継続、溶連菌もそれほど多くはないもののポツポツみられています。他の感染症は引き続き落ち着いた状況が続いています。

インフルエンザ(那覇・南部地区で警報発令中)

沖縄県のデータをみると、これまで述べたように年末年始から一時急増し警報発令となりましたが、その後上下動しましたが、4週になってまた減少しています。(下の折れ線グラフ参照)
ただ、インフルエンザの型をみてみると、これまでほとんどがA型でしたが年末からB型がポツポツみられるようになり、年明けから少しづつ増えてきているのがわかります。前回3週の患者増はB型の増加が影響だと思われますが、今回4週はB型の急激な増加はみられるものの、A型の減少が大きく影響して全体では減少という結果になっているようです。今後B型の増加によってまた一時増加ということもありえますが、全体の傾向としては減少していくものと考えられます。(下の棒グラフ参照)

実際、今週の当院外来のインフルエンザ患者はA型からB型中心に移行しているようです。一部の小学校では学年閉鎖や学級閉鎖もみられています(多くはB型のようです)。

B型インフルエンザはA型に比べると高熱になるケースが少なく、全体の症状も軽い傾向があると言われていますが、なかにはやはり高熱でぐったりしている患者さんも結構いますので注意が必要です。
インフルエンザの感染予防には「マスク」「換気」「手洗い」「予防接種」が有効です。

水痘(水ぼうそう)
南部地区を中心に水痘患者が急増して注意報が発令されました。水痘は潜伏期間が約2週間と長く、(予防接種を受けている子が多いため)症状も軽い患者さんが多く、インフルエンザのような大規模な流行はみられませんが、ダラダラと続く傾向はあります。
定期の予防接種がまだの方は忘れずに早めに受けましょう。

新型コロナウイルス
新型コロナウイルス感染症はデータ上は大きな動きはなく、低いレベルで推移しています。ただ、実際の外来ではインフルエンザ疑いで来院した患者さんが検査したらコロナだったという事も時々みられ、引き続き注意は必要です。
※最近の集計結果では新型コロナの死亡率の高さが改めて示されています。このことは別の記事で報告する予定です。

感染性胃腸炎
感染性胃腸炎は南部保健所からのデータでも注意報レベル以下ではあるものの、前回同様、引き続きある程度の患者数があるようです。データ上は明らかな増加・減少傾向はありません。ただ、最近の当院の外来では急性胃腸炎症状(下痢・嘔吐)の患者さんがやや多いという状況が続いています。また、重症のロタウイルス性胃腸炎で入院になった患者さんもいました。その子はロタウイルスのワクチンを受けてませんでした。やはりワクチン接種は病気の予防として必要だと実感しました。
胃腸炎症状の際はトイレの後、オムツの取り替え、吐物の処理などの処置後の手洗いをしっかりすることが重要です。

その他の感染症
溶連菌もそれほど多くはないものの、ポツポツみられています。
その他の感染症は、保健所のデータ上は少ないながらもある程度の発生数はあるようですが、当院外来に限ってはほとんど目立たない状況です。こういう場合は、各保育所単位での小規模の患者数ということで、お子さんの保育所の感染状況を随時チェックすることが重要です。

参考:私が嘱託医をしている公立の内間保育園(定員120名)今週の感染症発症状況(1/26〜31)

インフルエンザ・その他の感染症の報告なし。

内間保育園でも今週は落ち着いており、やはり全体としてのインフルエンザの患者数は落ち着いてきているのかもしれない。

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※数値・図表などは下記情報源の最新のデータからの引用です。沖縄県の場合全体のデータは先島も含めたものですので、当院近隣の状況をできるだけ反映させるために感染動向に関しては浦添市を管轄している南部保健所のデータを優先して取り入れています。統計データは集計のため沖縄県単独で1週間、全国比較データは2週間の遅れがあります。それらのデータに、直近1週間の実際の診療現場での個人的な感想を加えた形での報告ですのであくまでそのつもりで参考にして下さい。
※参考資料:感染症発生動向調査(沖縄県感染症情報センター、沖縄県南部保健所)、感染症データと医療・健康情報(NHK)

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